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【2024/04/28 18:25 】 |
『二流小説家』読了。
ハヤカワ・ミステリ D・ゴードン著 青木 千鶴訳 『二流小説家』 1,900(税別) 読了。『このミステリーがすごい!』2012年版 海外編 第一位週刊文春ミステリーベスト102011年 海外部門 第一位ミステリが読みたい! 2012年版 海外編 第一位史上初、三冠達成!と腰巻には景気のイイ惹句が並んでいる。ミーハーたる自分のみならず思わず期待に胸高鳴ろうと云うもんじゃないですか。ねえ?だって『羊たちの沈黙』も『シンプル・プラン』も『フリッカー、あるいは映画の魔』も『犬の力』も成し得なかった快挙だからね!其れで読んでみた結果どうだったのか?確かに面白い!余談だけどプロの書評家が単に“面白い”と書いちゃあ負けだそうだ。だけど自分は市井の本読みだし、此処はmixi上の個人の日記だから知ったこっちゃ無い、書いちゃうのだ。主人公は余り上等とは云えない、と云うよりは三文ミステリー、SF、ポルノ、ヴァンパイヤ小説なぞを書き散らして身過ぎ世過ぎをしている紐育在住の中年男と云う設定。此れは著者の映画、ファッション、出版、ポルノ産業に携わって来たと云う経歴にかなりの部分が重なる。キャラクター造形に著者其の人の人物像が投影されてるんだろう事は容易に想像が付くね。どう考えても冴えない三文売文屋の元に、かつて紐育を震撼させた連続大量快楽殺人者=現死刑囚から連絡が有った。自分の告白本の代筆を頼みたい、こいつぁデカい金になるぜ。ついては引き換えに獄中の自分にファンレターを送って来た女達を取材してポルノ小説を書いて貰いたい。そんなもん何に使うんだって?皆まで云わせるなよ、解るだろう?と云うもの。

長く使うものだからしっかりした物を選ぶなら『あしながおじさん』>>>あしながおじさんの『saya』がオススメ

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【2012/01/20 15:07 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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